美術店「チャペック兄弟と子どもの世界」
見に行きました。
20世紀初頭に活躍したチェコの
兄ヨゼフ・チャペックと弟カレル・チャペックの兄弟による作品。
兄はキュビズムの画を、弟は文筆家として戦下時に様々な媒体で戯曲などを制作。
”ロボット”という言葉を生み出したことで知られています。
作品は愛らしい作品ばかり。心あたたまるものでした。
想像ですが、
戦時下ということもあり、当初は世の人々を明るい気持ちに、とか
子供たちのために、とか、反戦の気持ちから作品をつくったのかもしれない。
しかし、純粋にそこには子どもたちへの探求心があったので、
作品が一貫しておりコンセプトが明確。
彼等は
「子どもの世界は、私たちの世界そのもの、
でもそれは私たちの世界よりも美しく、充実していて、驚きにあふれている」
「子どもたちのためではなく、子どもたちを本当に理解することが大事」
と言っている。
なるほど。
決して大人からの視点ではなく
子どもに寄り添った気持ちで描かれている作品です。
娘にも、カレル・チャペックの本を買ってあげようと
おもいました。
松濤美術館にて5月27日まで開催中ですよ。
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