2018年10月18日木曜日

香に迷う 〜しょっぱい恋心〜

日本舞踊の端唄
香に迷う という演目を娘が踊ったのですが、
色っぽい歌詞&踊りでありました。

”香に迷う 梅が軒端に 匂い鳥
花に逢瀬を 待つ年の
明けて嬉しき 懸想文
開く初音の はずかしく
まだ解けかぬる 薄氷
雪に想いを 深草の百夜も通う 恋の闇
君が情けを 仮寝の床の
枕片敷く 夜もすがら”


最近、東京ラブストーリーの再放送をやっていたので
見てみました。

が、ダボダボのズボンファッションや
固定電話の時代設定
この時代はこんなに友人宅に往き来するものなのだったのか、
会社仕事後にこんなに時間があったかなーとか
分煙していないんだなーとか
そういうことがちょいちょい気になりすぎて、
女心に感情移入できずじまいでした。女ですが。
でも、しょっぱい感じは伝わってきたぞ。

自分は思考回路がすごいシンプルで、弱みを見せるとか
恥ずかしすぎて、そういうのは割愛するタイプ。
だからモテないのか〜と思いながら見ていた。笑


香に迷うの情景も含めて
しょっぱい感じはなんかいいですね。

大好き佐野洋子さんが面白いことを言っていた。
燃焼しきれない 見果てぬ夢があることに気づく。(中略)
小母さんになり使われなかった気持ちの袋 が空っぽだったことに気づかず、
恋愛ドラマを見て気持ちの袋に見果てぬ夢をドバドバと注ぎ込まれるのだ、と。

その言葉に笑ってしまった私は、小母さんなんだな。

そして見果てぬ夢とか幻想とか
フラメンコのショーもそういう世界観が大事なのかも。





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