2018年8月21日火曜日

映画『ラ・チャナ』

映画『ラ・チャナ』観てきました。

ラ・チャナ(本名 アントニア・サンティアゴ・アマドール)、現在71歳とのこと。

フラメンコ系のドキュメンタリー映画で
ストーリー的に感動するということは少ないのですが、
今回はじーんと感動してしまった。

立って踊ることはできないけれど、座りながらも
踊り続けているパワー。
しかも座りながらでも高速サパテアード!!

絶頂期の彼女の舞台には、画家ダリも客席にいたそうです。
人気がでていた中、突如表舞台にはでなくなっていて、
私も今まで見たことがなかった。

チャナはラジオから聞こえてくるフラメンコのリズムで
翌日にそのリズムで踊りをつくったりしたそう。
家庭内暴力もあり、ヒターノという封建社会で
踊るときが自由でいられた、と言っていた。

なんかちょっとわかる気がした。
自分も精神的に未熟で多感な頃は、音楽的表現で
感情をコントロールしていた気がする。

そういう意味でフラメンコや音楽というのは
万人にとってのソーシャルインクルージョンな要素なのだとおもう。

話はもどって、
チャナは、いろいろな苦悩などもあるけど
真っ直ぐで、気持ちがピュアで可愛い人だった。

途中の踊りも魅せる人だった。
舞台をぐるーっと一周するサパテアードや
座りながら踊った姿、圧巻でした。

魂の中にコンパスがあるの、と話していたけど
先日のトロンボも同じようなことを言っていた。

自分はそんなCorazon がとかAire がと
言うタイプではない。特に自分に対しては。
でも教えていると内なるものの表現がでることがある。
最近の教え方も結局そういうことを言いたいのかな、
と自分で納得することがある。笑


途中流れていた曲やギターの音も可愛かった。
なんて曲だったのだろう??

最近暑さバテしていたり、
創造性にうーうー言っていたけれど
元気になれる作品でした。
DVDでほしいな。

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