2018年3月20日火曜日

YUGAFU -世果報-

YUGAFU -世果報- 水に揺蕩う命の記憶
作品を観てきました。

世果報 とは沖縄の古い言葉で世界の平和だとか素晴らしさだとかを意味する言葉。
とても奥深い言葉です。素敵な言葉ですよね。

坂本龍一さんが数年前に、”弥勒世果報 undercooled”というのをリリース し
この言葉を知りました。
沖縄の基地建設への反対等の意味を込めた慈善活動の側面をもった
曲だったことを記憶しています。古謝美佐子さんの声もとても美しい曲です。

名の通り、とても奥深い内容の作品で
感動的な作品でした。

沖縄のほうは弥勒信仰で弥勒神様がおり
豊年を祝うのです。(あまり詳しくはないですが。。。)
その信仰上で弥勒世果報という言葉もでてきます。

”世果報”というのが理想郷で
現実としては ”祷”(いのり) 
=祷の先に光がある というところに
共感するものがありました。

フラメンコは踊りのイメージがありますが、
唄から始まりました。

スペインにいったとき
フラメンコの唄は”祷”である、と
話された方がいました。

スペインはカトリック国で
マリア様への信仰心が強い国です。
”サエタ”という宗教歌があり、セマナ・サンタという
お祭りのときに唄われます。

個人的にも”祷”の要素を強く感じています。
自分の内面的・感情的な部分が
フラメンコの奥深いところで混じり合い
一瞬だけでも理想郷がみえるような
祷ることで安心できるような 。

現実を直視したくない出来事がある世の中、
希望や夢をみれるような作品でした。
 
私はまだまだひよっこでアーティストと呼べるような
大それた存在ではないですが、
踊ることによるメッセージを残していきたいとおもいました。

まだまだ書き足りないですが、
作品のネタばれになりそうなので、このへんで。😊

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